小学校受験を経験して分かった「やらなくてよかったこと」5つ|完走した母の取捨選択

小学校受験を考え始めると、

「周りはこんなにやっているのに、うちは足りている?」
「全部やらないと不合格になるのでは?」

そんな不安に押されるように、
“足し算の受験”になってしまいがちです。

我が家は共働き家庭として小学校受験を経験し、
最終的に完走・合格という結果を得ました。

ですが振り返ってみると、
「やってよかったこと」と同じくらい、
やらなくてよかったことがはっきりとあります。

この記事では、
小学校受験を経験したからこそ分かった

  • やらなくても問題なかったこと
  • むしろやらなかったから続けられたこと

を、共働き家庭の視点で正直にまとめます。

これから小学校受験を始める方、
今まさに迷っている方の
不安を少し軽くする記事になれば幸いです。


やらなくてよかったこと① 他の家庭と比べすぎること

小学校受験では、どうしても

  • 模試の順位
  • 教室での進度
  • 「〇〇ちゃんはもうできている」

といった情報が耳に入ってきます。

私自身も最初は、
周囲と比べては一喜一憂していました。

ですが、比較を続けていると

  • 判断軸が「わが子」ではなく「他人」になる
  • 不安が加速する
  • 子どもを見る目が曇る

という状態に陥っていきます。

途中からは、
先生の評価と家庭での様子だけを見ると決めました。

結果的にそれが、
親子ともに精神的に安定して受験を続けられた理由の一つです。

▶ あわせて読みたい:
小学校受験をやめる?完走した母が考える後悔しない判断軸
(比較に振り回されないための考え方をまとめています)


やらなくてよかったこと② 家庭学習を完璧に回そうとすること

SNSや体験談を見ると、

  • 毎日フルメニューの家庭学習
  • 理想的なスケジュール

が紹介されていることも多く、
「ここまでやらないといけないの?」と不安になります。

我が家も最初は、
完璧な家庭学習を目指していました。

しかし現実は、

  • 仕事で遅くなる日
  • 親も子も疲れている日

の連続です。

そこで、
7割できていればOKという考え方に切り替えました。

完璧を目指さなかったことで、

  • 継続できる
  • 親子関係が荒れない
  • 学習が「義務」にならない

という良い循環が生まれました。

やらなくてよかったこと③ 幼児教室・講座を増やしすぎること

不安になると、

「もう一つ教室を足した方がいい?」
「この講座も受けておいた方が安心?」

と考えてしまいがちです。

志望校対策講座をすべて受講すること

特に直前期は、
志望校名がついた対策講座が増え、
親の不安もピークになります。

ですが共働き家庭にとっては、

  • 家庭学習の時間は限られている
  • 復習の時間が取れない
  • 費用と気力だけが消耗する

という状況になりやすいのも事実です。

講座を増やした結果、
復習が追いつかず、
「やっているのに不安が消えない」
という家庭も多く見てきました。

我が家は、

  • 本当に必要だと感じた講座だけに絞る
  • 受講しない勇気を持つ

という選択をしました。

振り返ると、
受講しない判断が合格への近道になる場合もある
と実感しています。


やらなくてよかったこと④ 子どもを「受験仕様」にしすぎること

小学校受験では、
正解を出すことに目が向きがちです。

ですが、

  • 間違えないようにする
  • 失敗させない

ことばかり意識すると、
考える力や主体性が育ちにくくなります。

我が家は、
受験のために子どもを型にはめすぎることはしませんでした。

結果として、
その姿勢が

  • 中学受験につながる思考力
  • 学ぶことを楽しむ姿勢

につながっていると感じています。

やらなくてよかったこと⑤ 「不合格=失敗」と思い込むこと

小学校受験では、
どうしても結果に目が向きます。

ですが、
不合格=失敗
という考え方は、
親にも子どもにも大きな負担になります。

特に大切なのは、
子どもにマイナスな印象を残さないことです。

「自分がダメだったからやめた」
という記憶が失敗体験として残ってしまうと、
その後の中学・高校・大学受験にも
影響を及ぼしかねません。

受験はゴールではなく通過点。

過程をどう経験させるかが、
何より重要だと感じています。


まとめ|やらなかったことも立派な判断

小学校受験は、
「どれだけやったか」を競うものではありません。

  • 家庭ごとに削っていい
  • やらなかったことも判断

我が家にとって、
やらなくてよかったことを見極めたこと
完走につながりました。

不安な時ほど、
足すのではなく、一度立ち止まって考える。

この記事が、
あなたの家庭に合った受験スタイルを見つける
ヒントになれば嬉しいです。


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