
はじめに
学校説明会やオープンスクールは、
「学校の話を聞きに行く日」
と思われがちです。
もちろん学校を知ることも大切ですが、私自身が受験を経験して感じたのは、
学校説明会は、本番で求められる家庭の姿勢を確認できる絶好の機会
だということでした。
面接のように質問されるわけではありません。
点数を付けられるわけでもありません。
だからこそ、
親子が普段どおりに過ごしたとき、
何が自然にできていて、
何がまだ課題なのか
を確認できます。
本番直前になって慌てて直そうとしても、家庭の雰囲気や親子の関わり方は簡単には変わりません。
この記事では、
実際に小学校受験を経験した立場から、
学校説明会を「練習の場」ではなく、「家庭を整える確認の場」として活用するポイントを10個紹介します。
学校説明会で確認したい10のポイント
① 保護者の声かけ|日常の関わり方を確認する
説明会では、
親子で歩く時間や待ち時間が多くあります。
その中でまず確認したいのが、
普段どんな声かけをしているかです。
例えば、
「早くしなさい」
「ちゃんとして」
という言葉ばかりになっていないでしょうか。
もちろん急ぐ場面もあります。
ただ、小学校受験で大切なのは、
子どもが自分で考えて行動できるような関わり方です。
説明会は、
家庭での声かけを振り返る良い機会になります。
② 挨拶ができるか|基本動作を確認する
初めての場所では、
普段できている子でも緊張します。
だからこそ、
挨拶が自然にできるかを確認してみてください。
できなかったから失敗ではありません。
経験不足なら、
何度か説明会に参加することで自然に慣れていきます。
説明会は、
本番前の場慣れとしても大切な経験になります。
③ 所作は家庭の日常が出る
学校では、
特別なマナーより、
日常の習慣が大切になります。
例えば、
・ハンカチを自分で出せるか
・靴を揃えられるか
・脱いだ靴を袋にしまえるか
こうしたことは、
一日で身につくものではありません。
説明会では、
「まだここは練習が必要だな」
と気付くきっかけになります。
④ 話を聞く姿勢
先生のお話を聞く時間は、
本番でも必ずあります。
手は膝。
話している人を見る。
最後まで静かに聞く。
こうした基本姿勢は、
説明会でも練習できます。
「長い話を最後まで聞けたかな?」
という視点で振り返るだけでも十分です。
⑤ 親は見守れているか
子どもが少し失敗すると、
つい先回りしてしまうことがあります。
でも、
小学校では、
自分で考える力を育てることを大切にしています。
説明会でも、
親がすぐ助けるのではなく、
少し待ってみる。
そんな関わり方ができるか確認してみてください。
⑥ 待ち時間の過ごし方
説明会は待ち時間が意外と長くあります。
実は、
受験本番でも待機時間は少なくありません。
その時間に、
騒がず過ごせるか。
親子で穏やかに過ごせるか。
退屈な時間ほど、
家庭で積み重ねてきた習慣が出ます。
説明会は、
待機時間の過ごし方を確認する練習にもなります。
⑦ 保護者自身の姿勢
子どもだけでなく、
保護者自身も、
説明会でどんな姿勢で参加しているかを振り返ってみましょう。
先生の話を最後まで聞けているか。
学校について理解しようとしているか。
夫婦で同じ方向を向けているか。
子どもは、
親の姿をよく見ています。
説明会は、
保護者自身の姿勢を見直す機会でもあります。
⑧ 子どもへの接し方
慣れない環境では、
子どもが思うように動けないこともあります。
そんな時、
感情的になってしまっていないか。
責める言葉が増えていないか。
親子の雰囲気は、
日常の積み重ねです。
説明会は、
その関わり方を客観的に振り返る機会になります。
⑨ 切り替える力
うまくできなかったことを、
いつまでも引きずらない。
これは受験本番でも、
入学後でも大切な力です。
親も、
子どもも、
「次に切り替えよう」
という雰囲気が作れているか。
説明会は、
そんな切り替え方を確認できる場でもあります。
⑩ 親子の空気感
結局、
一番大切なのは、
親子が安心して過ごせているか。
説明会では、
取り繕う必要はありません。
むしろ、
普段どおりの親子でいられるか。
そこを確認する時間だと考えると、
必要以上に緊張せず参加できます。
このような親子の関わり方は、
面接だけではなく行動観察でも自然に表れます。
行動観察で見られている力については、
こちらの記事で詳しくまとめています。
学校説明会は「家庭を整えるチェックポイント」
ここまで紹介した10項目は、
学校説明会だけで必要になるものではありません。
実際には、
面接や行動観察など、
小学校受験全体を通して大切になる家庭の土台です。
だからこそ、
説明会は「評価される場」と考えるのではなく、
本番で求められる家庭の姿勢を確認する場
として活用すると、
その後の準備もしやすくなります。
🔍 学校説明会後に確認したいチェックリスト
説明会から帰ったら、親子で次の4つを振り返ってみてください。
□ 子どもは落ち着いて過ごせたか
□ 親の声かけは前向きだったか
□ 所作や待ち時間で気になった点はあったか
□ 学校の教育方針に共感できたか
完璧を目指す必要はありません。
「次はここを意識してみよう」
という確認ができれば十分です。
まとめ|学校説明会は「家庭の現在地」を知る機会
学校説明会は、
合否を決める試験ではありません。
だからこそ、
肩の力を抜いて参加できます。
一方で、
本番で求められる力や家庭の姿勢を確認するには、とても良い機会です。
できなかったことを責めるのではなく、
「今のわが家はここまでできている」
「次はここを整えよう」
という視点で活用すると、
その後の受験準備もぐっと進めやすくなります。
🌸次に読むならこの順番がおすすめです
学校説明会は、本番に向けた「現在地」を確認する場です。
「今のわが家で大丈夫かな?」
と思った方は、まずはこちらから確認してみてください。
まずは親子でできていること・これから整えたいことを整理できます。
さらに、
「何を優先して、何を削れば共働きでも最後まで受験を続けられるのか」
まで知りたい方は、
▶ 偏差値42スタートの共働き家庭が関西最難関小学校に合格するまで|小学校受験ロードマップ』
実際に我が家が選んだ教材やスケジュール、失敗したことまで時系列でまとめています。

