
はじめに:学校見学は“情報収集”以上の大切な時間
小学校受験を考え始めると、真っ先に気になるのが「学校見学・説明会」。
パンフレットやホームページだけでは分からない、学校の空気や先生・子どもの雰囲気を感じ取る大切な機会です。
実際に行ってみると、「子どもが楽しそうにしていた」「先生の雰囲気がよかった」など、感覚的な印象が大きな判断材料になります。
忙しい共働き家庭では見学できる回数が限られるからこそ、行く前の準備と当日のチェックがとても大切なんです。
①行く前にしておきたい準備
学校見学を有意義にするためには、事前準備がカギ。
なんとなく行くより、「見たい」「聞きたい」を明確にしておくと得られる情報量がぐんと増えます。
準備のポイント:
- 優先して見たい学校をリスト化(3〜5校が目安)
- それぞれの教育方針・特色をHPで確認
- 通学手段(電車・バス・徒歩)の確認
- 当日の服装・持ち物を準備
持ち物チェックリスト:
✅ 上履き・スリッパ(保護者用)
✅ 筆記用具・メモ帳
✅願書ホルダー
✅ 折りたたみ傘(天候に備えて)
✅お子さまの上履き
✅ パンフレット等の持ち物を入れるサブバッグ
✅メインの本革フォーマルバッグ
✅学校から指定があった物(例:クーピー・色鉛筆・のり・はさみ等)
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▶ フォーマルスリッパ
▶ ボールペン&A5ノート
▶ 願書ホルダー
▶ 折りたたみ傘
▶ 上履き(子ども用)
▶ 大容量サブバッグ
▶ フォーマルバッグ
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さらに、聞いてみたい質問を3つくらい決めておくのがおすすめ。
例:
- 放課後はどのように過ごしていますか?
- 通学に関するサポートはありますか?
- 給食とお弁当の割合は?
②当日のチェックポイント10選
当日は「印象に残ったこと」「気になったこと」をその場でメモしておくのがおすすめ。
後で複数の学校を比較するときに、とても役立ちます。
| 見るべきポイント | 観察のヒント |
|---|---|
| ① 教室の雰囲気 | 子どもたちが落ち着いて活動しているか |
| ② 先生の関わり方 | 子どもの目線で話しかけているか |
| ③ 校舎の清潔さ | トイレや廊下の掃除が行き届いているか |
| ④ 授業や体験の様子 | 子どもたちが楽しそうにしているか |
| ⑤ 保護者対応 | 先生方の言葉づかい・対応の丁寧さ |
| ⑥ 生徒の姿勢 | あいさつや整理整頓の習慣があるか |
| ⑦ 通学環境 | 駅やバス停からの距離、安全面 |
| ⑧ 制服や持ち物 | 機能的で清潔感があるか |
| ⑨ 給食・設備 | 食堂・図書室・運動場の充実度 |
| ⑩ 学校全体の雰囲気 | 「この学校に通う姿」がイメージできるか |
見学中は写真撮影NGの学校も多いので、
パンフレットの余白やノートにその場でメモするのがポイントです。
③学校見学当日に保護者がしておきたい大切な声かけ
お子さまと一緒に参加する学校見学(オープンスクール)では、保護者の方にぜひ意識してほしいポイントがあります。
それは 「実際の学校の様子を見せながら、お子さまの興味を引き出す前向きな声かけをする」 ことです。
声かけは学習面に限る必要はありません。
- 「すごく広いプールだね!ここで泳げるなんて楽しそう!」
- 「6年生になったら○○に修学旅行に行けるんだって!ワクワクするね!」
- 「運動会は応援団があるみたいだよ!かっこいいね!」
- 「クラブ活動で○○ができるんだって。やってみたいのある?」
こんなふうに、お子さま自身が「いいな!楽しそう!」と思えるポイントを、どんどん一緒に見つけてあげてください。
保護者の気づきをお子さまの言葉に変えてあげることで、自然と「この学校に通いたい!」という気持ちが育っていきます。
③見学後にしておきたいこと
帰宅後すぐに、家族で感想を共有しておくと印象が鮮明なうちに整理できます。
「ママの目線」「パパの視点」「子どもの反応」を一つの表にまとめると分かりやすいです。
| 学校名 | 印象 | 先生 | 通学 | 校風 | 子どもの反応 |
|---|---|---|---|---|---|
| ○○小学校 | 明るい雰囲気 | 優しい | 〇分 | 活発 | 行きたい! |
この一覧を作るのに便利なのが、
GoogleスプレッドシートやTimeTree(タイムツリー)などのスケジュール共有アプリ。
見学日程の管理や比較にも役立ちます。
また、その日の感想を文章にして書き起こしておくと、願書の作成や面接で有効です。
オープンスクールで実際に児童を見たときのエピソードが一番具体的で説得力があります。
例:
オープンスクールの折に教室の場所がわからず困っていると、児童が私たちに気づき「どこに行きたいですか?案内します!」と教室まで案内してくれました。児童の姿を拝見し、娘(息子)にも御校の教育を通して思いやりと主体性を身につけてほしいと願い、入学を志願いたします。
④感じた印象を大切に
数字や偏差値よりも、「この学校に毎日通うイメージができるか」を大切にしましょう。
先生や子どもたちの表情、教室の雰囲気は、どんなに言葉で説明しても伝わりにくいもの。
だからこそ、感じた“空気”が何よりの判断材料になります。
学校見学は「合格のため」だけでなく、「家庭の価値観を見つめ直す時間」。
⑤お子さまの“意見”は受験のモチベーションに直結する
小学校受験の準備は、どうしても楽しいことばかりではありません。
「お友達と遊びたい」「ゲームがしたい」「YouTubeを見たい」──直前期になればなるほど、こうした気持ちを抑えて勉強に向かう必要があります。
その時、お子さまが踏ん張れるかどうかを左右するのが 「自分が行きたい学校への憧れ」 です。
オープンスクールで体験したワクワクした瞬間や、心が動いたエピソードがあると、
- 「あの学校に行きたい!」
- 「だから今は頑張るんだ!」
と、前向きに努力できるエネルギーになります。
お子さまの「行きたい!」気持ちを伸ばすなら
\家庭学習の基礎力づくりが大切/
・【こどもちゃれんじ】
・Z会の通信教育<幼児向け>
・幼児通信教育モコモコゼミ
・スマイルゼミ【幼児コース】
→ 志望校選びをスムーズにする“偏りのない基礎力”が身につきます。
⑤まとめ:学校見学は“合格のきっかけ”を作る最大のチャンス
- 学校見学は「我が子に合う学校を見極める」ための第一歩。
- 事前準備とチェックポイントを意識することで、限られた時間を有効に活かせます。
- お子さまの心に「この学校で過ごしたい」という種をまく絶好の機会。
- 感じた印象を大切に、家族全員が納得できる進学先を見つけましょう。
学校見学はただ情報を集めるだけの場ではありません。
お子さまがワクワクする未来を一緒に描きながら、受験へのモチベーションにつなげていきましょう。
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